メールマガジン



【大阪府立中央図書館メールマガジン】第121号

メールマガジン名 発行日
大阪府立中央図書館メールマガジン 2013年9月12日

【大阪府立中央図書館メールマガジン】第121号

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    大阪府立中央図書館メールマガジン  第121号 2013/9/12

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【1】催し物のご案内
◆第4回府民講座「和泉式部と紫式部」募集のお知らせ◆
◆「ものづくり企業が集う大人の読書会」のおしらせ◆
◆いろんな国の言葉のおはなし会◆
◆資料展示「絵本の国の赤ずきん〜グリム童話出版200周年記念」◆
◆卑弥呼の時代を描こう展◆
◆1階資料展示「坂本龍馬」◆
◆企画展示「図書館〜過去、現在、そして未来へ〜」◆
◆地下書庫見学ツアー◆
【2】レファレンス事例紹介【米俵の作り方】
【3】図書館からのお知らせ
【4】本の所蔵を調べる
【5】編集後記


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【国際児童文学館からのトリビア】
Q.今年(2013年)は、児童文学者の新美南吉が生まれてから100年にあたります。
南吉は愛知県生まれですが、その生地は現在の何市にあたるでしょう?
 
1. 名古屋市
2. 安城市
3. 半田市

→答えは、記事の最後に掲載しています。


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□  【1】催し物のご案内                         □
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◆第4回府民講座
「和泉式部と紫式部―「源氏物語」のように生きた女、「源氏物語」を生んだ女―」
募集のお知らせ◆
日時:11月2日(土) 14:30〜16:00  
場所:当館 ライティホール   
講師:山本淳子さん(京都学園大学教授) 
定員:380人 要事前申込(来館・FAX・往復はがき・インターネット)  
参加費:500円
<内容>
肉食系女子v.s.文学(おたく)女子
 平安時代、王朝文学そのままに恋愛の世界に生き、それを赤裸々につづった女性が
いました。歌人としても知られる和泉式部です。一方、空想世界の中で壮大な恋愛模
様を作り上げた女性がいました。「源氏物語」の作者、紫式部です。
 今回の府民講座では、和泉式部と紫式部という、同じく中宮彰子に仕えながら、
まったく異なる生き方をした二人の女性をとおして平安時代の恋愛観、女性像を探り
ます。
 講師は、わかりやすくて楽しい講義が好評の山本淳子先生です。最新の研究に基づ
いて、平安文学を代表する二人の謎多き人生を解き明かしていただきます。

詳細ならびにお申し込みは下のアドレスをクリックしてください。
http://www.library.pref.osaka.jp/central/syogaigakusyu/25kouza4/25kouza4.html

◆「ものづくり企業が集う大人の読書会」のおしらせ◆
当館とMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)との共催で、「ものづくり中小
企業の関係者」を対象とした大人向けの読書会を開催します。企業経営等に関
する課題図書の感想を語り合うことで、経営の在り方や課題解決手法等、日本
のものづくりの今後について幅広く模索していこうという企画です。

日時:平成25年9月18日(水)、10月18日(金)、11月27日(水) 18:30-20:00
テーマ:「経営課題・時事問題・ものづくりの明日・・を考える」
課題図書:当館司書が紹介する複数の資料の中から参加者の投票で選びます
場所:1回目と2回目は当館2階会議室、3回目はMOBIO第1会議室
参加費:読書会は無料 交流会(3回目終了後に実施予定)は1000円
対象:ものづくり中小企業の方
定員:10人(応募者多数の場合は抽選)
申込:MOBIOの申込みフォームからお申込み下さい

申込方法等の詳細は、MOBIOのHPでご確認下さい。
http://www.m-osaka.com/jp/mobio-cafe/detail.php?id=1091

◆いろんな国の言葉のおはなし会◆
日時:平成25年9月23日(月・祝)午後2時〜
場所:当館1階 こども資料室 おはなしのへや

http://www.library.pref.osaka.jp/kodomo/tagengo2013.html

◆資料展示「絵本の国の赤ずきん〜グリム童話出版200周年記念」◆

期間:平成25年7月12日(金)〜9月29日(日)
場所:国際児童文学館内小展示コーナー

http://www.library.pref.osaka.jp/central/jibunkan/akazukin.html

◆こども資料室「おはなし会」◆
【こども資料室月間行事表】
http://www.library.pref.osaka.jp/kodomo/story.html

◆こども資料室「楽しい手話」◆
http://www.library.pref.osaka.jp/kodomo/syuwa201204.html

◆卑弥呼の時代を描こう展◆
期間:平成25年9月10日(火)〜 9月29日(日)
場所:当館1階 展示コーナー
内容:大阪府立弥生文化博物館が6月に募集した、第18回博物館絵画コンテスト「卑
弥呼の時代を描こう」への応募作品のうち優秀作品64点を展示します。卑弥呼の時代
に夢をはせた想像力豊かな作品を、ぜひ一度ご覧ください。
同時に、卑弥呼の時代の衣装や食事の展示もいたします。
あわせて、土器パズル教室を14日(土)と21日(土)〔両日とも午後1時〜3時〕に、
こども資料室にて実施いたしますのでご参加をお待ちしています。

詳しくは、次のHPをご覧ください。
http://www.library.pref.osaka.jp/central/syogaigakusyu/himiko25/himiko25.html

◆1階資料展示「坂本龍馬」◆
期間:平成25年9月1日(日)〜9月29日(日)
場所:当館1階 小説読物室(こども資料室入口付近)
内容:幕末の勤皇の志士の坂本龍馬を取り上げ、
坂本龍馬に関する小説・伝記等を展示いたします。

◆企画展示「図書館〜過去、現在、そして未来へ〜」◆
詳しくはこちらのHPをご覧ください。
http://www.library.pref.osaka.jp/central/toshokankakogenzaisoshitemiraie.html

◆地下書庫見学ツアー◆
日時:9月14日(土) 午後3時30分〜
集合場所:当館1階 エントランスホール
事前申込は不要です。当日15分前から受付を開始します。
【地下書庫見学ツアーのページ】
http://www.library.pref.osaka.jp/central/chikashoko.html


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□ 【2】レファレンス事例紹介  【米俵の作り方】       □
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格別に暑かった夏も盛りをようやく過ぎ、
収獲の秋に思いを馳せるこの頃となりました。
図書館では以前、他の図書館を通じて、こんな質問をお受けしました。

「米俵の作り方が記載されている資料を探しています。」

参考になりそうな事例として、
レファレンス協同データベース(国立国会図書館)
http://crd.ndl.go.jp/reference/
内で、次の事例をすでに見つけられていました。

岡山県立図書館「米俵を作ったり運んだりする時の図がほしい。」
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000086844

福島県立図書館「米俵のつくり方を示した写真が見たい。」
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000036491

まず、そこに挙がった資料で当館にあったもののうち
分かりやすいと思われるものを紹介しました。

『いまに伝える農家のモノ・人の生活館』(大舘勝治/著 柏書房 2004.10)
http://p-opac.library.pref.osaka.jp/OSPLIB/webopac/kensaku/kensakuSyousai.jsp?tilcod=10000002010328
p64に俵編みの説明が書かれています。
p65-66に、「俵作りの工程」が写真つきで載っています。

『日本農書全集 第26巻 農業図絵』(農山漁村文化協会 1983.4)
http://p-opac.library.pref.osaka.jp/OSPLIB/webopac/kensaku/kensakuSyousai.jsp?tilcod=10000000562618
図絵目次(現代語訳・要訳)によると、p165は「米を俵に詰める」、p183は「年貢米の皆済状を受け取る」
という『農業図絵』の図絵になります。

調査を進め、こんな資料も見つかりました。
『絵引民具の事典』(岩井宏實/監修 河出書房新社 2008.9)
http://p-opac.library.pref.osaka.jp/OSPLIB/webopac/kensaku/kensakuSyousai.jsp?tilcod=10020801445139
p233-234に俵の説明があり、大まかな作り方も記載があります。

『日本民具辞典』(日本民具学会/編集 ぎょうせい 1997.5)
http://p-opac.library.pref.osaka.jp/OSPLIB/webopac/kensaku/kensakuSyousai.jsp?tilcod=10000001416106
p341に俵の説明があります。

この調査の過程で、いろんな資料に巡り合いました。 
稲、藁について書かれた資料があればと思って見た
分類記号616(食用作物) 616.2(稲)の中に 
『稲干しのすがた』(浅野明/著 文芸社 2005.11)
http://p-opac.library.pref.osaka.jp/OSPLIB/webopac/kensaku/kensakuSyousai.jsp?tilcod=10005000851268

『藁塚放浪記』(藤田洋三/文・写真 石風社 2005.12)
http://p-opac.library.pref.osaka.jp/OSPLIB/webopac/kensaku/kensakuSyousai.jsp?tilcod=10020500888765
など、収穫後の稲を干す形に興味を持って追いかけた資料があったり、

611(農業経済)の中の資料には
『お米と食の近代史 歴史文化ライブラリー』(大豆生田稔/著 吉川弘文館 2007.2)
http://p-opac.library.pref.osaka.jp/OSPLIB/webopac/kensaku/kensakuSyousai.jsp?tilcod=10020601130694
など、米の歴史的な意味を書いた資料もあります。

インターネットでは様々な情報が出ていますが、一例として
米俵はどうやってほどくのか(デイリーポータルZ)
http://portal.nifty.com/2007/09/25/b/
を例に挙げておきます。

こんな画像もありました。
米俵を運ぶ駄馬と馬子
(長崎大学附属図書館幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース)
http://oldphoto.lb.nagasaki-u.ac.jp/jp/target.php?id=2442

名実ともに秋になり、過ごしやすい気候の中、大地の恵みを頂ける日を
心待ちにしています。



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□  【3】図書館からのお知らせ                     □
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◆DAISY(デイジー:Digital Accessible Information SYstem)図書目録を
更新しました◆
1階の障がい者支援室では、視覚に障がいのある方に録音図書などの郵送貸出を
おこなっています。DAISYは1枚のCDに数十時間の本が収まる録音図書で
見出しやページに簡単にジャンプできるため、検索性に優れています。
利用者は専用機またはパソコンを使用して、DAISYを利用することができます。

最近では音声情報だけでなく、本のテキスト情報や絵や写真なども含んだ
マルチメディアDAISY図書も少しずつ増えてきて、視覚障がい以外の
読書障がい者(学習障がいなど)にも利用が広がっています。

8月29日、DAISY図書所蔵目録のページを更新しました。
障がい者支援室の所蔵全647タイトル、そのうちマルチメディアDAISY図書は
114タイトルです。
お近くに視覚障がいの方がおられましたら、是非ご紹介ください。

DAISY図書所蔵目録ホームページ
http://www.library.pref.osaka.jp/central/taimen/daisy/index.html

◆9月の休館日について◆
9月16、23日以外の毎月曜日と9月12日(木)、17日(火)、24日(火)です。

【開館日カレンダー】
http://www.library.pref.osaka.jp/central/date.html

◆「大阪府立図書館e−レファレンス」◆
http://www.library.pref.osaka.jp/portal/help_eref.html

◆大阪府および近隣府県に避難されている被災者の方の利用者登録について◆
http://www.library.pref.osaka.jp/lib/oshirase_jishin2011_toroku.html
東日本大震災で被災され、大阪府および近隣の府県に避難されている皆様には、
臨時的措置として利用者登録を行っています。※平成25年度も継続します。

《対象となる方》
A.大阪府および近隣の府県(京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県・
三重県)、ならびにこれらの府県の市町村が受け入れた被災者の方
B.Aの各府県に避難されている被災者の方で、次の県に住民登録されている方
青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県

登録手続など、詳しくはホームページをご覧ください。
資料の閲覧、複写等のご利用には、利用者登録は必要ありません。
どなたでもご利用 いただけます。

◆手話による対応をご希望の方へ◆
原則、つぎの曜日・時間帯は、手話通訳者がいます。
火〜金 10:15〜16:30
 土  10:15〜16:45

手話通訳希望の方は、1階エントランス案内受付および館内各カウンターにある
手話通訳カードをカウンター職員に出してください。

聴覚障がいや言語障がいがある方へのサービス
http://www.library.pref.osaka.jp/central/taimen/taimen_cyok.htm

◆複写料金一部改定のお知らせ◆
複写料金を一部改定させていただくことになりました。何卒ご理解賜りますよう
お願い申し上げます。

1 変更点および価格
■国際児童文学館資料について1枚当たりの複写料金を変更します。
・白黒  1枚 20円 → 30円
・カラー 1枚 50円 → 80円
■郵送による複写申込およびインターネットからの複写申込にかかる費用 
・これまでの送料、通信費(葉書代)のほか、発送手数料が50枚につき100円
加算されます。
2 料金改定の実施時期
■平成25(2013)年9月1日受付分より。

詳しくはこちらのHPをご覧ください。
http://www.library.pref.osaka.jp/lib/oshirase_copyup.html


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□  【4】本の所蔵を調べる                       □
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【大阪府立図書館蔵書検索】
 http://p-opac.library.pref.osaka.jp/osp_search.html
【携帯版蔵書検索】
 http://p-opac.library.pref.osaka.jp/OSPMBL/mobile/search/inp_cond.jsp
【横断検索】(大阪府内の公共図書館等の所蔵が一度に検索できます)
 http://www.library.pref.osaka.jp/cgi-bin/book.cgi
【資料展示一覧】更新:2013年7月2日
 http://www.library.pref.osaka.jp/central/exhibition.html
【社会自然系資料室 資料案内】更新:2013年3月16日
 http://www.library.pref.osaka.jp/central/sjbguide/index.html
【人文系資料室 資料案内】更新:2013年1月30日
 http://www.library.pref.osaka.jp/central/jbguide/index.html
【新聞書評情報】毎週更新
 http://www.library.pref.osaka.jp/central/shohyo.html
【新着資料案内】
 http://p-opac.library.pref.osaka.jp/new/


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□  【5】編集後記                           □
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レファレンス事例には、実りの秋の到来を願って「米俵」を選びました。
米作りをしている職員に聞きましたが、俵を作った経験はないそうです。
稲干しは今ほとんど乾燥機だそうで、やり方は覚えているけれど…との事。
時代はどんどん変わって行きますね。(K)


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【国際児童文学館からのトリビア】

A.半田市
半田市(はんだし)は知多半島に位置しており、南吉生誕80周年には
新美南吉記念館
http://www.nankichi.gr.jp/
が開館しています。
同館では南吉の絵本や童話集、全集、研究書をはじめ、南吉の自筆原稿や通信簿など
多くの資料を所蔵しています。
ちなみに安城市(あんじょうし)は、南吉が英語等を教えていた
安城高等女学校があった所です。
どちらの市でも、南吉生誕100年を記念して、さまざまなイベントを開催しています。
国際児童文学館でも10月11日(金)から12月23日(月)まで、
資料展示「ごんぎつねとともに-新美南吉生誕100年記念-」を開催します。


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 >> 次回は平成25年9月26日(木)発行予定です。
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